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共同通信
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農林水産省は2023年度補正予算の農林分野の重点政策案として、高温耐性の高い品種や品質向上のための機械の導入支援をはじめ、コメなどを念頭に高温障害や気候変動への対応を盛り込む方針であることが24日、分かった。
この夏の猛暑のため新潟県などでコメの高温障害で白濁した粒が確認された。1等米の比率が下がり、農家の収益が落ち込むことが懸念されている。コメの高温耐性品種は自治体などが開発している。
輸入に頼る麦や大豆の国内生産拡大を図るため、水田の畑地化や作付けの団地化、作物が定着するまでの支援を進める。低コストの生産技術や農業機械の導入、民間主体の一定期間の保管も後押しする。