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共同通信
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【ベルリン共同】15日行われたポーランド下院選で過半数を獲得した野党勢力は24日、中道の野党連合「市民連立」を率いるトゥスク元首相を首班とする連立政権を樹立する用意があると正式に表明した。強権的な保守与党「法と正義(PiS)」が第1党となったが過半数に届かず、政権交代の公算が大きい。
現地メディアによると、ドゥダ大統領はまずPiSに組閣を指示するとみられる。PiSは野党の切り崩しで政権樹立を図るが、議会で信任を得られない可能性が高い。次に組閣の機会を得る野党が政権を発足させる見通し。
ドゥダ氏は各党の代表とそれぞれ協議し、野党側は迅速に野党へ組閣を指示するよう求めた。