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共同通信
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九州と山口県で、6~7月の梅雨の時期に3時間降水量150ミリ以上の集中豪雨が明け方から朝にかけての午前4~9時に発生する割合は、他の時間帯と比べて2.8倍であることが、気象庁気象研究所の分析で分かった。7~9時に限れば3.5倍にもなるという。
東シナ海で夜から朝に南風が強まり、暖かく湿った空気が入りやすくなる傾向はあるが、九州でこの時間帯に豪雨が発生しやすい原因は分かっておらず、気象研は今後調査する必要があるとしている。
1976~2022年の地域気象観測システム(アメダス)のデータを調べた。台風・災害気象研究部の加藤輝之部長は「夜間から朝方に降る雨は危険だ」と語った。