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共同通信
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北海道・知床沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故を踏まえ、第1管区海上保安本部(小樽)は北海道東部の海域に大型の巡視船を配備すると、25日までに発表した。大型でより速く航行できる船を投入することで、荒天時に沖合まで出て救難活動を行う能力を高める狙い。
1管によると、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)の巡視船「はてるま」(1300トン)を「だいせつ」と改名し、12月15日に紋別海上保安部へ配備替えする。燃料の補給が可能なヘリポートを備えており、捜索継続能力の向上が期待される。
事故当時救助にあたったヘリは燃料補給などで、現場海域到着は救助要請から3時間以上も後だった。