28日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、80歳の男が、スタテン島に架かる橋を２頭の馬を連れて渡ったところ、大渋滞を引き起こし、警察から不法侵入と交通妨害の容疑で召喚状を発行された。
カウボーイハットに赤いバンダナとベスト姿の、通称ドックことトッド・ミッシュラーは、馬にまたがりもう１頭の馬を引き連れ、27日の昼すぎ、ニュージャージー州からアウターブリッジ・クロッシングを渡ってスタテン島に到着した。「全国を回って、恵まれない子どもたちのために募金活動をしている」と語るミッシュラーだが、待ち構えていたニューヨーク・ニュージャージー州港湾公社（ＰＡ）の警察に身柄を拘束された。フェイスブックの「ドックさんを見たか？」のページでは、ミッシュラーが馬とともに各地を回る姿が掲載されている。
一方で、ミッシュラーが馬をホテルのガレージにつなぎ留めているのをみかねて、馬を保護したメリーランド州の牧場主は、この“行脚”に対する反対運動を行っている。馬は鞍ずれにより傷を負い、栄養失調でもあったという。「募金を続けるなら、歩くなり自転車に乗るなりしてご自由に。ただし、馬からは降りてもらいたい」と述べている。
