ガザ侵攻先延ばしに同意か

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共同通信
イスラエル軍の空爆で負傷した子どもを運ぶパレスチナ人男性=26日、ガザ地区南部ハンユニス(ロイター=共同)

 【ワシントン、エルサレム、ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は25日、米当局者らの話として、イスラエルが米国の要請を受け、パレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を先延ばしすることに同意したと報じた。イスラエル紙ハーレツは25日、ハマスが拘束する人質の多数が数日以内に解放される可能性があると報道。関係筋は「2日以内」の合意が期待されていると語った。

 一方、国連安全保障理事会は25日、イスラエル軍やイスラム組織ハマスに「一時的な戦闘中断」を要請する米国提出の決議案を採決し、中国とロシアが拒否権を行使、否決された。安保理の機能不全が再び露呈した。