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共同通信
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【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は26日の記者会見で、ウクライナ東部ドネツク州アブデーフカなどで攻勢を掛けるロシア軍が「命令に従わない兵士を処刑している情報がある」と述べた。
カービー氏は、ロシア軍が十分に訓練せず、装備のない兵士を戦地に送り込む「人海戦術」を取り、兵士の命を顧みていないと指摘。ロシア軍の指揮官が、ウクライナ軍の砲撃から逃れようと撤退を求めた部隊に所属する全員を処刑すると脅していた情報もあると明らかにした。
カービー氏によると、10月11日以降、アブデーフカ周辺でロシア兵数千人が死傷しており、うち一部はロシア軍に殺害されたという。