保険代理店で契約者情報漏えい

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共同通信
東京海上日動火災保険の本店が入るビル=東京都千代田区

 東京海上日動火災保険の代理店で契約者情報の漏えいがあったことが28日、分かった。代理店が使うシステム上で、本来は閲覧できない自分の顧客以外の契約者に関する個人情報が見られる状態になっていた。東京海上以外の損害保険会社や生命保険会社の契約者情報も含まれる。代理店外部への漏えいや、契約者情報の悪用といった被害は現時点で確認されていないという。

 東京海上が代理店ごとにアクセス権限を設定する必要があるが、対応が不十分だった。閲覧できる状態になっていたのは契約者の氏名、生年月日、住所、性別、契約内容などで、不正な閲覧は過去数年間で2千~3千件に上るという。