上川外相、棄権は「総合的判断」

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共同通信
上川陽子外相

 上川陽子外相は28日、国連総会が緊急特別会合で採択したイスラエル軍とイスラム組織ハマスに「人道的休戦」を求める決議案を日本が棄権したことを巡り「総合的に判断した」と述べた。大阪市内で記者団に答えた。

 棄権した理由に関し、決議案はパレスチナ自治区ガザの人道状況に対処するための重要な要素が含まれていると指摘。一方、ハマスによるテロ攻撃への強い非難がないなど全体としてバランスを欠いていると説明した。

 同時に邦人の安全確保については全力を挙げて対応すると強調した。