「テロリストと民間人区別を」

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共同通信
9月、米ホワイトハウスで記者会見するサリバン大統領補佐官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は29日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザへの地上作戦を強化していることに関して「軍事的な標的であるテロリストと、民間人を区別するため、あらゆる手を尽くすべきだ」と述べた。CNNテレビのインタビューで語った。

 サリバン氏によると、バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と29日に電話会談する。民間人保護を重視する米国の立場を改めて伝え、慎重な対応を求めるとみられる。

 サリバン氏はガザを実効支配するイスラム組織ハマスが拘束する人質について「解放の道はあると信じている」と話し、カタールが仲介する解放交渉の進展に期待を示した。