難民キャンプに空爆、多数死傷

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共同通信
31日、イスラエル軍の空爆を受けて煙が立ち上るパレスチナ自治区ガザの街(AP=共同)

 【エルサレム共同】イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ北部の難民キャンプに10月31日、空爆があり、ガザの保健当局などによると市民ら多数が死傷した。死者は少なくとも50人との情報がある。イスラエル軍報道官は米CNNテレビに対し、ハマス司令官を狙った空爆だったと明らかにした。

 現場はガザ北部最大のジャバリヤ難民キャンプ。映像では住宅密集地が広くがれきの山となり、爆発による大きな穴もできた。病院には負傷した多くの子どもらが運ばれた。

 軍は10月31日、ジャバリヤのハマス司令官や戦闘員多数を殺害したと発表。ハマスが市民を「人間の盾」に使っていると改めて主張した。