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共同通信
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財務省の神田真人財務官は1日、足元の円安ドル高進行について「より緊張感のある状況だ」との認識を示した上で、「急激な動きを懸念しており、過度な変動に対してあらゆる手段を排除せず行動する」と述べた。為替介入を含めた対応は「スタンバイ(状態)だ」とした。財務省内で記者団の取材に応じた。
10月31日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで急落。一時1ドル=151円74銭と昨年10月21日以来、約1年ぶりの円安ドル高水準となった。
神田氏は「直近の動きは(過度な為替変動という以外に)説明しきれない」と指摘。国民生活への影響が大きいため「適切な対応を取らなければいけない」とした。