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共同通信
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【カイロ共同】住宅密集地の一角が消滅し、着弾痕とみられる巨大な穴が残った。イスラエル軍が10月31日、空爆したパレスチナ自治区ガザ北部の難民キャンプ。中東の衛星テレビ、アルジャジーラは道路に並べられた遺体の列や病院にあふれる負傷者の様子を伝えた。医師の一人は共同通信の電話取材に「大虐殺だ。言葉にならない。もうたくさんだ」と訴えた。
現地からの映像によると、密集していた建物が跡形もなく崩れ去り、複数の巨大な穴が残った。救助チームや住民が生存者がいないかどうか、がれきの中を探し回った。近くの病院は廊下まで負傷者であふれ、医師たちが治療に奔走していた。