6日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市警察(NYPD)が、市内で自転車専用レーンを無視する車両の取り締まりを行い、数千通の違反呼出状を発行していたことが同日、ビル・デ・ブラシオ市長の事務所からの報告書により分かった。
6月20~24日の間に行われた2回目となるサイクリストの安全を推進する取り組み「バイシクル・セーフ・パッセージ」では、NYPDの全77分署が取り締まりに当たり、自転車専用レーンを塞いでいた車両の運転手1757人と、自転車の通行のために一時停止または徐行を怠った運転手810人に違反呼出状を発行した。
また、駐車違反車両に14万2456通、二重駐車車両に8704通、駐停車禁止区域での駐車車両に1万4133通、信号無視に1086通の違反呼出状が発行された。
同報告書が発表された4日前には、ブルックリン区の自転車専用レーンで自転車に乗っていたマシュー・ボン・オーレンさん(35)が車にはねられ死亡するひき逃げ事故が起きている。事故後、市は、危険運転に対する取り締まりや法の執行を強化すると同時に、サイクリストの安全を守るための自転車用設備を建設していると主張した。