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共同通信
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1日の参院予算委員会で、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃が議論になった。岸田文雄首相は、多数の犠牲者を出している空爆や地上作戦が国際法違反かどうかを問われると「現実の状況をしっかり確認できない立場にあるわが国として、法的な判断をする立場にない」と述べ、明言を避けた。
ガザへの攻撃については、国連のグテレス事務総長が「明確な国際法違反」と言明。カナダと欧州連合(EU)の首脳も、民間施設への攻撃を国際法違反とみて非難している。首相の姿勢は議論を呼びそうだ。
日本が国際法違反を認めた例では、ロシアによるウクライナ侵攻が挙げられる。