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共同通信
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岸田文雄首相は1日、超党派の「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟」(古屋圭司会長)のメンバーと官邸で会い、漫画文化を支援する複数年にわたる基金を創設する考えを示した。2日に閣議決定する経済対策に盛り込む。
面会には「あしたのジョー」のちばてつやさんや、「アリエスの乙女たち」の里中満智子さんが同席。ちばさんは「漫画が保存できず、どんどん劣化している。絶滅危惧種のようだ」と訴えた。
議連は作品を保存するアーカイブの推進や人材育成に関する要望書を提出。首相は「文化施設の基盤強化、クリエーターの養成は大事だ。基金の活用で継続的に対応できる体制をつくりたい」と応じた。