JR九州、福岡に部品工場

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共同通信
JR九州エンジニアリングが福岡県古賀市に建設した部品工場=1日午前

 JR九州の子会社、JR九州エンジニアリング(福岡市)は1日、福岡県古賀市に建設した工場の完成式典を開いた。県内3拠点の部門を集約し、鉄道部品の保守管理や工作機械の製造の中核を担う。小林宰社長は「人や知恵と融合し、人工知能(AI)の力を加えて新しい製品を生んでいきたい」と意気込んだ。

 工業団地内の約5700平方メートルの敷地に総工費は約140億円で建てた福岡製作所は、車両の手すりや大型の荷物棚などを製造。線路の保守に使う車両の修理も行う。

 同社はJR九州の観光列車の改造、自動改札や券売機の修繕を引き受けるほか、都営地下鉄や大阪メトロ、京阪電鉄など全国の鉄道会社への納入実績がある。