マイナポイント詐欺相次ぐ

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共同通信
独立行政法人「国民生活センター」=2009年、神奈川県相模原市

 マイナンバーカード取得者に付与される「マイナポイント」がもらえるかのようなメールを送り、個人情報を不正に入手するといった詐欺に関する相談が相次いでいるとして、国民生活センターが注意を促している。メールはマイナポイント事務局を名乗って送られてくるが、センターは「事務局から追加でポイントがもらえるかのようなメールが送られることは絶対にない」として、記載のURLにアクセスしないよう呼びかけている。

 センターによると、相談はポイントの申請期限だった9月ごろから増加。4月には数件程度だった相談が、9月以降は月100件以上寄せられているという。

 近畿地方に住む70代男性はポイントをもらっていたが、さらにもらえると思い込み、メール記載のURLにアクセス。名前や住所、電話番号を入力した後にクレジットカード情報を求められたため、不審に思い画面を閉じたという。

 センターはHPの「消費者トラブルFAQ」で対処法を周知。担当者は「マイナポイント関連のメールが来たら詐欺を疑い、消費生活センターや警察に相談を」と話している。