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共同通信
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福岡県警は、九州産業大で臨床心理学やデザインを専攻する学生らと、高齢者が特殊詐欺の被害に遭うのを防ぐための啓発冊子を作った。注意点をより意識してもらえるよう、優しい言葉遣いや分かりやすいデザインにこだわった。
「疑いましょう」「落ち着きましょう」。読みやすい黄色と黒が基調のページに、落ち着いた提案調の文言が並ぶ。ピクトグラムも用い、おれおれ詐欺や還付金詐欺の特徴が一目で分かるよう工夫した。
県警から当初示された案は「信用しない!」「疑って!」など強い文面が目立った。高齢者に関心を寄せてもらうためにも丁寧な口調が好ましいと考え、語尾の多くを「しましょう」に変えた。