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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ軍のザルジニー総司令官は1日、英誌エコノミストに寄稿し、ロシアの侵攻が互いの陣地を奪い合う消耗戦に移行しており、軍事力を回復できるロシアにとって有利な状況が生まれるとの見方を示した。局面打開のためには、空軍や通信妨害などの電子戦の強化が鍵になると訴えた。
ザルジニー氏はミサイルや砲弾などの兵器増強も重要と指摘。ロシア側の兵器を破壊するための武器や、地雷除去技術も必要とした。さらに、ロシア軍の人的損失は甚大だが武器備蓄では今後も優位性を保つとして「ロシアを過小評価すべきでない」と強調した。