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共同通信
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クマによる人身被害が全国最多の秋田県は2日、市町村や県警などと対策会議を開き、市街地での出没増加を踏まえて県民への注意喚起を強化する方針を確認した。県警は自治体などによる捕獲、駆除の際にけがをしないよう、頑丈なヘルメットといった防具をそろえるべきだと訴えた。
県自然保護課の近藤麻実主任は、餌となる木の実が凶作のためクリやカキを求めて人の生活圏に出没していると指摘。「いつでも、どこでも、誰でも遭遇する可能性がある」と強調した。
また岩手県の達増拓也知事は2日の記者会見で、クマ対策に当たって金銭面と人手で国の援助が必要だと主張した。