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共同通信
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阪急阪神百貨店の親会社、H2Oリテイリングが2日公表した2023年9月中間連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比約8.8倍の98億円で、中間決算として過去最高だった。円安進行に伴いインバウンド(訪日客)の売り上げが急伸し、阪神タイガースのリーグ優勝セールの効果も寄与した。
純利益は約2.3倍の62億円、売上高は4.6%増の3185億円だった。訪日客関連は宝飾品などの高額商品がけん引した。
大阪市内で記者会見した荒木直也社長は「中国からの客足は戻らないものの、富裕層が活発に消費している。本格的な回復は来年以降になる」と指摘した。