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共同通信
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岸田文雄首相は2日、経済対策決定を受け、官邸で記者会見した。デフレ脱却と経済の好循環実現に決意を表明。来年6月の所得税と住民税の定額減税に関し「来夏のボーナスの時点で賃上げと所得減税、双方の効果が給与明細に目に見えて反映される環境をつくり出す」と訴えた。本人、扶養家族を問わず減税を行うことで、過去に例のない「子育て支援型」になると力説した。
来年の春闘に向け「経済界に対し、私が先頭に立って今年を上回る賃上げを働きかける」と言明。中小企業への賃上げ税制拡充や価格転嫁強化に取り組む方針も示した。
基礎的財政収支を25年度に黒字化する目標の変更は考えていないと言及した。