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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領は1日、米外交を担う国務省ナンバー2の副長官に国家安全保障会議(NSC)のインド太平洋調整官で知日派のカート・キャンベル氏を指名すると発表した。政権のアジア政策を取り仕切ってきたキャンベル氏は「豪腕」(外交筋)と評され、日本政府とも太いパイプを持つ。就任には上院の承認が必要となる。
キャンベル氏は2021年、バイデン政権がNSCに新設したインド太平洋調整官に就任。オーストラリアへの原子力潜水艦配備を柱とする米英豪の安全保障枠組みAUKUS(オーカス)の創設や、今年8月に大統領山荘キャンプデービッドで開かれた日米韓首脳会談の実現に尽力した。