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共同通信
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全国でクマとの遭遇が相次ぐ中、札幌市で3日、専門家らがヒグマ被害を防ぐ方策を話し合うシンポジウムが開かれ、子どもから大人まで幅広い世代が集まった。酪農学園大の佐藤喜和教授はクマ被害の増加を踏まえて「人とクマの関係は変化している。人ごとではなく、クマに関する知識をもってもらいたい」と呼びかけた。
シンポジウムでは、18年に住宅地への出没が相次いだ北海道島牧村で電気柵を設置した事例が紹介されたほか、若手ハンターの育成の重要性についても語られた。
旭川市のNPOで対策や調査に取り組む吉沢茉耶さん(40)は「クマが出没するのにも理由がある。知ってもらうことが一番の対策」と話した。