米下院がイスラエル支援案可決

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共同通信

 【ワシントン共同】米下院は2日、イスラエルへの軍事支援に絞った共和党の予算案を賛成多数で可決した。総額は143億ドル(約2兆1500億円)で、バイデン民主党政権が求めるウクライナ支援は含まれていない。民主党が多数派の上院は共和党案に反対しており、上院民主党トップ、シューマー院内総務は、上院を通過する「可能性はゼロ」だと表明した。

 予算案は10月下旬に就任した共和党保守派のジョンソン下院議長が主導した。

 ホワイトハウスは、共和党の予算案がパレスチナ自治区ガザへの人道支援も認めていないと非難しており、上下両院で可決された場合、バイデン大統領が拒否権を行使する方針を示している。