AIで同級生のポルノ画像生成か NJ高校が警察に連絡

 

AIで同級生のポルノ画像生成か

NJ高校が警察に連絡

 

AIで作られたフェイク画像の例。起訴されたトランプ前大統領が街頭で逮捕されるシーンの画像がオンラインで出回った。

 

ニュージャージー州ユニオン郡のウエストフィールド高校で、生徒がAIを使って同級生のポルノ画像を生成した疑いがあるとして波紋が広がっている。高校と犠牲者やその父母が警察に親告までしている。

ジャージーシティでデイケアを経営するドロタ・マニさんの娘は被害者の一人。「私の裸の写真が回覧されている」と娘からのテキストを受け、マニさんは校長室に駆け込んだ。校長は保護者に宛て、電子メールを送付。「AIを使ってポルノ画像が生成され、共有された。警察にも連絡し調査中だ」と説明した。そして「ハイテクの責任ある使用法を教えていくが、家庭でも話し合いの場を設けてほしい」と訴えた。

顔写真などからAIを使い偽の画像や動画を作成するディープフェイク。実際に作成されたのはこの夏で、10月20日頃発覚したようだ。画像はすでに削除されているという。被害に遭った生徒数は明らかになっていない。「私の娘は学校で泣き出し、廊下では複数の女子生徒の泣く姿も見られた。他の被害者や被害者に同情した同級生たちだ」とマニさんは声を震わせていた。

米連邦議会下院はディープフェイク映像を無断で共有することを違法とする法案を検討中だ。マニさんも娘さんもこうした法案に支持を表明。「娘が言うように『悲劇が起こる前に、何とかしなくては』」と強い思い入れを語った。(2日、CBSニューヨーク

 

フェイクのポルノ画像が問題となったニュージャージー州のウェストフィールド高校


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