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共同通信
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【シンガポール共同】シンガポールのリー・シェンロン首相(71)は5日、与党人民行動党(PAP)の党大会で、来年にも行われる次期総選挙を前に党指導部の世代交代を図り、ローレンス・ウォン副首相兼財務相(50)にトップを委ねると明らかにした。独立以来、一党支配を続けるPAPの首脳交代は20年ぶり。ウォン氏への禅譲は既定路線だが、時期を示したのは初めて。
総選挙の日程はまだ明らかになっておらず、リー氏は、PAPが結党70年を迎える「(来年11月の)創設日までに(党トップを)譲りたい」と涙ぐみながら話した。選挙制度は与党に有利で、総選挙での勝利が確実視される。