人質解放ない限り停戦拒否

Published by
共同通信
イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は5日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが人質を解放しない限り、停戦を拒否すると改めて明言した。イスラエル軍のガザへの地上侵攻や空爆で民間人犠牲者が増大し国際社会の非難が強まる中、ハマス掃討を目指す考えを強調した。

 軍によると、ハマスが10月7日のイスラエルへの奇襲で拘束した人質は240人以上。空軍基地を訪れたネタニヤフ氏は、ハマス掃討以外の「選択肢はない」と語った。

 戦闘による死者は、ガザ側が子ども4千人以上を含む9770人。イスラエル側と合わせ計1万1100人以上となっている。