弾道ミサイル想定の避難訓練

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共同通信
都営地下鉄練馬駅で行われた弾道ミサイル飛来を想定した避難訓練で身を守る姿勢をとる人たち=6日午前、東京都練馬区

 東京都と国などは6日、海外から弾道ミサイルが飛来したとの想定で、国民保護法に基づく「緊急一時避難施設」に指定した地下鉄駅舎を使った住民避難訓練を、練馬区で実施した。都内で同施設を使った訓練は初という。

 ミサイル発射を伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)が発令されたことが伝えられると、住民ら約20人が、落ち着いた足どりで都営地下鉄練馬駅の地下へ避難。改札近くでまとまってしゃがみ込み、両手で頭を守るなど流れを確認した。

 都の原田智総・危機管理監は訓練後、「Jアラートが鳴ってからミサイル着弾まで10分程度。退避行動を即座に取ることが大事で、家族や知人にも伝えてほしい」と呼びかけた。