13日付のニューヨーク1によると、ニューヨーク市はこのほど、子どもたちにサッカーを奨励し、アクティブなライフスタイルを習慣付けて健康増進を図るプロジェクトを開始した。
このプロジェクトには、市長事務局のほか、全米サッカー財団、ニューヨーク・フットボール・クラブ、スポーツ用品メーカーのアディダスが参加。3百万ドル(約3億1700万円)をかけて、市内5区の、特に恵まれない子どもたちの多い地域に50のサッカー場を新設し、運営する。これにより1万人の子どもたちがサッカーを楽しむことができるようになり、よりアクティブな生活を送るよう指導を行う。
プロジェクト開始に際し、ビル・デ・ブラシオ市長はブロンクス区で記者会見を行った。「ここで生活する子どもたちが現実に直面している問題は、ほかの地域よりも厳しい。肥満率も隣のマンハッタン区に比べて4倍も高い」と市長は述べ、「もっと体を動かして、もっと健康的なライフスタイルを手に入れよう」と呼び掛けた。また、レフリーをかって出ると、サッカーで遊ぶ子どもたちの輪に加わった。
最初の8つのサッカー場は、来年末までに建設される予定。残りも5年以内に完成するという。