陸自隊員が不適切行為

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共同通信
訓練を再開した陸上自衛隊日野基本射撃場=6日、岐阜市

 木原稔防衛相は7日の閣議後記者会見で、岐阜市の陸上自衛隊射撃場で射撃訓練を再開した6日に出入りした車両に乗っていた隊員が、外部に向かって中指を立てたり、ピースサインをしたりする不適切な行為をしたと明らかにした。木原氏は「報道の映像を本人に見せ、事実だと確認した。準備を整え、再開に至った日に大変遺憾。厳正に対処する」と述べた。

 射撃場では6月、自衛官候補生だった男(18)=懲戒免職=が自動小銃を発射し、隊員3人が死傷する事件が発生。その後、中止となっていた射撃訓練を11月6日から再開した。射撃場の周辺では報道各社が取材に当たり、隊員が中指を立てるなどした様子を報じた社があった。