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共同通信
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半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が進出する熊本県は8日、県立高校生の希望者を対象に宿泊型の半導体研修を初めて実施した。生徒の関心を高めてもらい、人材不足が懸念される半導体産業に携わる人材を増やすことを目指す。
半導体製造装置の買い取り・販売などを手がけるアスカインデックスの研修施設(同県水俣市)で行われ、県内14校から45人が日程を分けて参加する。この日は15人が半導体生産に必須なクリーンルームを見学したり、生産工程を学んだりした。
第一高校(熊本市)普通科2年の野村聡子さん(17)は「クリーンルームで実際に装置を見て働くイメージができた」と話した。