14日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、2014年にスタテン島でニューヨーク市警察(NYPD)の白人警官から頸部を圧迫され、窒息死した黒人のエリック・ガーナーさんの娘が同日、ワシントンD.C.で行われたタウンホールミーティングで主催者を怒鳴り付けた。予定されていたバラク・オバマ米大統領との面談が実現しなかったためだという。
テレビ局ABCが主催した1時間にわたるミーティングの舞台裏にいたエリカ・ガーナーさんは、大統領に質問することを許可されず、大統領が参加者らと握手を交わしているさなか、主催者に怒りをぶちまけたという。ガーナーさんは同日、ツイッターに「8時からのこのABCの放送は、みせかけだって皆に知ってもらいたい。彼らは本物の答えづらい質問を締め出し、私や家族に嘘をついた。ワシントンD.C.にまで呼び、父の思い出に浸るために予定していた時間を無駄にした」と投稿した。
しかし、CNNのプロデューサーによると、ガーナーさんは、同日に放映されたこのミーティング後、「ザ・プレジデント・アンド・ザ・ピープル」のイベントで大統領に会ったはずだという。
17日で、エリックさんの死から2年を迎えた。