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共同通信
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【サンパウロ共同】ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)は9日、2022年8月から1年間の国内のアマゾン地域熱帯林消失面積が推定約9千平方キロだったと発表した。前年同期比で消失面積は約22.3%減少。ルラ政権は「世界の肺」と呼ばれるアマゾンの保護強化を掲げており、消失面積が1万平方キロを下回ったのは18年以来。
ブラジルはアマゾン熱帯林の約6割を抱える。アマゾン保護に後ろ向きだったボルソナロ前大統領が就任した19年から昨年まで年間1万平方キロを上回る消失が続いていた。
今年1月に就任したルラ大統領は30年までにアマゾンの伐採の実質ゼロを公約に掲げ、保護の強化に転じた。