パレスチナ支持デモで交通遮断
授業放棄の高校生も参加
パレスチナ支持者による抗議デモが9日、ミッドタウンの交通を遮断した。ニューヨーク・タイムズが10日、報じた。
この日は、一部の高校生が正午頃、授業を放棄。午後3時頃からブライアントパークで始まった親パレスチナ集会に参加した。群衆はパレスチナの旗を掲げ、「パレスチナ人を解放しろ」などと叫びながらデモ行進を開始。5番街にあふれ出して、車の交通が止まった。その後34丁目で西に折れ、メーシーズ前を通過。タイムズスクエアを目指して8番街で北上した。
ニューヨーク市立大学のサンダー・ジョン非常勤教授は「ガザの人々のために立ち上がった勇気ある高校生に連帯の意を表したい」とデモに参加。ベトナム反戦に参加した高校時代を思い出したという。スタテン島から参加したルイス・クルスさん(19)も「虐げられた人々の側に立つ高校生の姿に感激した」と話している。ニューヨーク・タイムズ・ビルのロビーでは同調するジャーナリストらが集まり、社説で停戦を求めるよう要求。西40丁目に停めてあった警察車両は窓ガラスが割られ、「IDF(イスラエル国防軍)KKK」と落書きされていた。
一方、コロンビア大学ではロウ記念図書館の正面玄関ステップにパレスチナ支持の学生300人が集まり、イスラエル支持グループと対峙。イスラエル人を口汚く罵り、緊張が高まる場面もあった。
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