米中軍対話「最も重要」

Published by
共同通信
バイデン米大統領(ゲッティ=共同)、中国の習近平国家主席

 【ワシントン共同】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は12日放送のCNNテレビで、サンフランシスコで15日に開かれる米中首脳会談について、ほぼ途絶えている軍同士の対話を再構築することが「最も重要な議題になる」と述べ、両国が軍の対話再開に合意することへの期待感を示した。

 昨年8月、ペロシ米下院議長(当時)の台湾訪問に反発した中国は、軍同士の対話を中断した。今年2月に中国の偵察気球が米本土上空を飛行し、米軍が撃墜して緊張が高まったほか、6月には台湾海峡で中国軍艦が米軍艦に異常接近する問題も起きた。偶発的な衝突を回避する仕組み作りが急務となっている。