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共同通信
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自民党の神田憲次衆院議員が13日、財務副大臣を辞任した。税を滞納していた政治家が税の徴収をつかさどる要職にいた不祥事。地元・愛知県の自民関係者も「辞任が遅い」と言い切り、全国の有権者からは議員辞職すべきだとの声が上がった。政務三役が立て続けに交代する異常事態で、岸田文雄首相にも厳しい目が向けられた。
神田氏は9日に滞納を認めたが、辞任は否定していた。自民党愛知県連幹部は「事実を認めた段階で潔く辞めるべきだった。こんなことになって本当に残念だ」と表情を曇らせた。名古屋市の河村たかし市長は「(国民に)示しがつかないひどい話だ」と切り捨てた。