「IOWN」、日米英で実験へ

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共同通信
東京都内で講演するNTTの島田明社長=13日

 NTTの島田明社長は13日、研究開発中の高速通信技術「IOWN(アイオン)」を採用した専用回線でデータセンター間をつなぎ、一体運用する実証実験を日米英3カ国で2023年度中に始めることを明らかにした。アイオンは光技術を使い、少ない電力で大容量のデータを高速伝送できる技術。遠く離れたデータセンター間で有用性を確認し、国内外で技術力をアピールする。

 データセンターは災害リスクや用地不足を背景に分散して建設されるケースも多い。英国は約100キロ、米国では約10キロ離れたデータセンター間を結んで実験し、アイオン回線によりほぼ遅延なくデータ伝達できることを確認する。