使途不明金捜査端緒に浮上

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共同通信
福岡県警本部

 福岡県糸田町の社会福祉法人「貴寿会」理事長ら4人が社会福祉法違反(贈収賄)容疑で逮捕された事件で、新型コロナウイルス対策の融資金など、法人を巡る使途不明金の捜査を県警が進める過程で、贈収賄の疑いが浮上したことが15日、捜査関係者への取材で分かった。県警は詳しい金の流れを調べている。

 関係者によると、逮捕された団体役員藤井諭容疑者(61)が理事長だった2021年度、法人は新型コロナ対策融資金1億円余りを借り入れ、一部が使途不明になった。県は今年7月から特別監査を実施している。