ライフガードのいない日に注意 CT州でニューヨーカーに注意喚起

 15日付のNBCニューヨークによると、避暑地として人気のコネチカット州の湖で、この夏、ニューヨーカーに水難事故の注意喚起が出されている。
 例えば、同州ニューフェアフィールド市にあるスクアンツ湖。過去20年間に15件の水死事故が起きており、死亡者の多くがニューヨーカーだ。原因の1つは、同州の予算削減の影響で、州立公園で月曜と火曜はライフガードが配備されないこと。次に、英語を解さない利用者への配慮が十分ではないことが挙げられる。サインや注意書きにスペイン語を併記し、通訳を置くようになった2007年からの水死者は減ったというものの、引き続き注意は必要だ。
 ライフガードが配備されないときには、黄色の旗を立てて注意を促す。同湖の管理責任者は、「旗を見れば誰でも理解できるはず」と話し、「グループ内には英語の読める人がいるだろう」と楽観的だ。しかし、英語の話せない行楽客がいることは事実であり、サインや旗に気付かない場合もある。ある週に起きた7件の水死事故のうち5件は、月曜と火曜だった。
 試算によると、ライフガードを配備しないことによって同州が節約できるのは、年間約3600ドル。人命と天秤にかけた場合、つり合わないとの批判も出ている。

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