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共同通信
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【ワシントン共同】米労働省が15日発表した10月の卸売物価指数はモノとサービスを合わせた総合指数が前年同月より1.3%上昇し、伸び率は4カ月ぶりに縮小した。市場予想の1.9%より小さかった。前月比(季節調整済み)は0.5%下げ、下落率は2020年4月以来、3年半ぶりの大きさ。0.1%上昇の予想に反して下げた。
今月14日発表された10月の消費者物価指数(CPI)も前年同月と比べた上昇率が3.2%となり、4カ月ぶりに縮小していた。社会問題化したインフレの鈍化を受け、金融市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを停止するとの見方が強まっている。