24日付のザ・ガーディアンによると、同日放映されたテレビ番組に出演した大統領選共和党候補で実業家のドナルド・トランプ氏の息子、トランプ・ジュニア氏が、2017年に行われるニューヨーク市の次期市長選で、現職のビル・デ・ブラシオ市長に対抗し出馬する意欲があることをほのめかしたという。
父親の代理としてジュニア氏は、CNN局の「ステイト・オブ・ザ・ユニオン」に出演。大統領選民主党候補指名を確定しているヒラリー・クリントン前国務長官を支持し、クリントン氏が00年に連邦上院議員選挙にニューヨーク州から出馬した際に選挙運動本部長まで務めたデ・ブラシオ市長が、再選をかける次期市長選挙に出馬することはあるかとの質問を受け、「どんなことに対しても“ありえない”と思うことは嫌いだし、いつでも選択の自由を確保したい。わが国に貢献できるのなら、ぜひ出馬したい」と語った。
また、「この国で起きている出来事に対し、実に不満を感じているが、今は父を大統領選で当選させることに、より関心がある」と締め括った。
先週、オハイオ州クリーブランド市で行われた共和党全国大会では、ジュニア氏を含むトランプ氏の子ども4人が応援演説を行った。