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共同通信
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楽天モバイル(東京)の携帯電話基地局整備を巡る詐欺事件で、東京国税局が、同社の元部長と、業務の再委託先である運送会社の資産計約18億円を差し押さえたことが20日、関係者への取材で分かった。10億円超の徴収は異例とみられる。元部長から徴収した一部は納税額が確定する前に差し押さえる「繰上保全差押え」を活用した。
差し押さえを受けたのは、楽天モバイルの元物流管理部長で、経費を水増し請求したとして詐欺罪などで起訴された佐藤友紀被告(47)と、「TRAIL(トレイル)」(東京、破産手続き中)。佐藤被告の弁護人とトレイルの破産管財人を務める弁護士は取材に「対応できない」としている。