日大、学長と副学長に辞任要求へ

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共同通信
閉鎖された日大アメフト部の寮=10月

 アメリカンフットボール部の薬物事件を巡り、日本大が22日に臨時理事会を開き、酒井健夫学長と沢田康広副学長に辞任を求める方針であることが関係者への取材で分かった。林真理子理事長については大幅な減給とする処分案が示されるという。

 文部科学省は大学幹部の処分や運営体制の再構築を含む改善計画を今月中に提出するよう求めているが、経過報告にとどまる見通しで、改善計画提出は来月になるとみられる。

 薬物事件の対応を調査した第三者委員会が大学上層部のガバナンス(組織統治)が機能不全との報告書をまとめたことを受け、日大は改善計画の検討会議(議長・久保利英明弁護士)を設置。