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共同通信
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東京都港区で2018年、車を暴走させ男性を死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪などで有罪が確定した石川達紘・元東京地検特捜部長(84)が、車に不具合があったと訴え、トヨタ自動車などに損害賠償を求めた訴訟で、トヨタ側が有罪判決を踏まえ「(車に)欠陥があったとは認められない」と主張していたことが22日、分かった。
トヨタ側は今月提出した準備書面で、元部長は著名な元検察官で、公判での弁護団には元高検検事長も参加したとし「刑事事件のプロ中のプロが(元部長の)名誉をかけ全能力を傾けて弁護を行った」と指摘。「主張を完全に排斥した判決自体が欠陥が認められないと裏付けている」とした。