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共同通信
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金融庁は24日、自動車保険の保険金不正請求問題を起こした中古車販売大手ビッグモーター(東京)に対し、保険業法に基づく保険代理店の登録取り消し処分を実施した。30日付で登録取り消しとなる。鈴木俊一金融担当相は24日の閣議後記者会見で、同社から「処分内容に異論がないとする陳述書が事前に提出された」と明らかにした。
登録取り消しは、保険代理店への最も重い処分となる。金融庁は9月から11月10日までビッグモーターに立ち入り検査を実施。取締役会を開いておらず、ガバナンス(企業統治)に不備があったほか、保険契約の捏造も確認された。