7月28日付のニューヨーク・ポストによると、同日朝に開催された民主党全国大会のイベントであるニューヨーク州代議員団との朝食会に出席していたニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長が、時間に追われていたとの理由で予定されていた演説を中止し、イベントの最中に退場したという。
民主党全国大会の最終日である同午前8時半に食事会が始まり、30分後にはアンドリュー・クオモ州知事が先頭を切って演説を始めた。知事は、最前列に座ったデ・ブラシオ市長について触れることなく、新しい橋の建設について語った。市長は、知事の演説の間も食事を続け、携帯電話を操作するなどしていたが、別のイベントに出席するため、その後予定されていた演説を中止して会場を後にした。
知事の広報担当によると、知事が最初に演説することは前もって予定されており、その後にチャールズ・シューマー上院議員やチャールズ・ランゲル下院議員の演説が続くことを市長は把握していたはずで、主催者は市長に次の予定があることを知らされていなかったという。
知事と市長の不仲は広く知られており、「公選された役職者同士、連帯感を持つべき」や、「2人の関係は不快極まる」などの声が上がった。