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共同通信
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農林水産省は24日、カナダと食料安全保障などについて話し合う「政府間協力対話」の初会合で、食料不安や肥料不足などの非常時に、緊急的に対応を協議する2国間の枠組みを提案した。カナダは持ち帰って政府内で検討すると回答した。
対話は宮崎市で4月に開かれたG7農相会合の際、日本とカナダの農相が会談して設置が決まった。初会合は11月23日にカナダの首都オタワで開き、日本から農水省輸出・国際局の幹部、カナダから農業・農産食料省の幹部が出席した。次回は2024年に日本で開く。
カナダは小麦、菜種などの農産品や肥料などを日本に輸出している。日本政府は食料安全保障の観点から重要な貿易相手と捉えている。