中国、著名民主活動家の上訴棄却

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共同通信
許志永氏、丁家喜氏

 【北京共同】中国山東省の高級人民法院(高裁)は24日、国家政権転覆罪に問われ一審で懲役14年を言い渡された著名民主活動家、許志永氏と、同12年の人権派弁護士丁家喜氏の上訴をそれぞれ棄却した。中国は二審制のため判決が確定した。関係者が明らかにした。

 2人は憲政の実現などを訴える「新公民運動」を率いた。中国は、厳格な新型コロナウイルス対策に白い紙を掲げて抗議した昨年11月のデモ「白紙運動」から27日で1年を迎える。体制批判を警戒する習近平指導部は民主活動家らへの弾圧姿勢を強めている。

 2人は2019年12月、福建省アモイで国政を議論する会合を開き、その後拘束された。